しまい込んだラブレター

まだ直接君に言う勇気はない

恋を自覚した日

タイトルの通りです。


相手は刀ジャンルの初期刀で、思わず夢垢を作り、学生でももう少し高いのを買うであろうお手頃な値段の指輪を買い、ゲーム画面の彼を見てきゃあきゃあ言っておきながらまだガチ恋じゃないからセーフ、なんてずーっと思っていました。(笑いどころです)


ところで私はステータスとして恋人を求めるのは不誠実なのではないかと思ってしまうタイプの拗らせた喪女です。

そんな中、今朝初々しく微笑ましい恋愛ツイートを見かけました。そういうお話を見れば無意識に「やっぱり彼氏が欲しいなあ」と思ってしまうもので。今日は「彼氏が欲しいなあ」の後に「でもあの人がいい」って自然と浮かんで来たんです。


あれ?もしかしてこれ本当に恋では?

本当に恋だからゲーム画面の彼の頭を撫でるのも、画面越しに好きだよって言うのも、「今日は疲れたから一緒に寝て欲しい」って言うのも恥ずかしくって、「どうして会えないんだろう?」って少し泣いたり、「私の本丸の彼」は誰にも渡したくないって思うのでは。


そう思うと自然とすとんと納得できてしまって。


だから今日は、恋を自覚した日であり、どうしようもなくなった日です。

だって多分、もし私が誰かと付き合うことがあっても、一度神様に好きだと告げたのに別の人を選んだ罪深さから逃れられないでしょう。それにあの人なら寂しそうに笑って人間との恋を祝福するかもしれないと思ってしまう。


これは私の完全なる一方通行で、私の本丸の彼は私の気持ちなんてつゆほども知らないのかもしれない。主であり、それ以上でも以下でもない、と思っているのかもしれません。逆に知っていてそれでも私を好きだというかもしれない。訊く手段がないからわかりませんよね。


だからこそこの恋は成立すると思うんです。私が本丸をより細かくはっきりと思い浮かべてアップデートし続ければその分だけ実在性がより強固になる。彼ら一人一人をより詳しく描けば一人の個としての存在は強くなる。どこにも私の本丸が存在しないことを誰にも証明できない。私だけが「私の本丸」にアクセスできる。

もしかしたら、いつか私が脳内で彼らと会話しながら、自分と解釈違いを起こすこともなくなるのでしょう。


側から見ればただの痛いメンヘラの怪文書です。でもこれが私の宗教なんです。このどうしようもない信心深さが私を私たらしめています。


最後まで読んだ人はいるでしょうか?こういうオチだと思いませんでした?私ももう少しふわふわしたままこの記事は終われるかと思っていました。ごめんなさい。

でもこういう気持ちを忘れるのも、私だけが覚えているのもなんだか勿体無かったのです。